株主資本比率とは、
会社の現預金や土地建物などの、全資産のうち、
債務や借金を除いた部分が何%なのかを示しています。
株主資本比率とは
ここでは、例としてJR3社を比較します。
なお、このデータは2005年3月の連結決算の内容と、
2006年3月某日の株価を用いています。
| 銘柄 | 株価 | 1株利益 | ROE | PER | 株主資本 比率 | PBR | 配当 |
|---|
| 9020 | JR東日本 | 870,000 | 27,868.00 | 9.77% | 31.25 | 17.6% | 2.69 | 6,500 |
| 9021 | JR西日本 | 483,000 | 29,462.96 | 11.75% | 16.36 | 22.2% | 1.75 | 6,000 |
| 9022 | JR東海 | 1,150,000 | 42,806.63 | 11.89% | 27.10 | 16.0% | 2.75 | 5,500 |
JR各社は公共的企業であり、業績低下や倒産の危険が低く
また、株主優待が魅力的なことから、個人株主に人気がある銘柄です。
ところで、株主資本比率ですが、
公共株は、信用度が高いので借金をしやすいのでしょうか。
一般の会社と比較すると、JRグループの株主資本比率は
低くなっています。
さて、この中で注目したいのが、JR西日本です。
3社の中では株主資本比率が一番高くて、
打たれ強い企業と言えます。
株主資本利益率(ROE)から見ることのできる成長性も、
他社と変わりありません。
一方で純資産倍率(PBR)が、他社よりも低く、
株価が低めになっているようです。
これはおそらく、2005年春に発生した列車事故による
よる、企業イメージ低下などによる影響と考えられます。
こういったことで利益が低下して、
長期にわたって利益が少なくなるような場合は、
株価の上昇は見込めません。
しかし、公共輸送機関である鉄道事業の利益が、
そんなに長く低下するとは、考えにくいと思います。
もし、利益が今までとあまり変わらないのなら、
PBRが他社と同じくらいになる、つまり株価が上がると思います。
また、JR西日本の株主資本比率は、
3社の中で一番高いので、将来は、もっと上がることも考えられます。